目的

家の中を歩きたい、出来れば外も歩きたい。

状況:脳梗塞による片麻痺で右半身が不自由。立ち上がり動作や座ったりすることは自分で出来る。

考察

立ち上がった際の体幹の筋肉の柔軟性と筋力がなく、下肢特に関節可動域が狭いので足を前に出したりあげたりするのが不自由。
ただし、ご自分の体重を支える筋力が下肢にあり本人も意欲的なので筋肉の柔軟性と関節可動域が拡がることを短期目標にする。
中期目標は家の中を杖で歩行すること。そのための筋肉の柔軟性アップと筋力アップ・関節可動域拡大、筋疲労・リハビリ・転倒等
長期目標は外を介助ありで歩行。

施術

下肢各関節、特に大腿四頭筋の筋力低下とハムストリングの筋拘縮を予防改善する為のマッサージ施術と関節運動。
体幹、特に背部起立筋等の柔軟性アップの為のマッサージ施術。
上肢拘縮による胸郭の圧迫を抑えるため、肋骨・肩甲骨周囲のマッサージ施術。
歩行に必要な足の指足関節など多岐にわたりケアしていくことで歩行のスムーズさを出していきます。
必要に応じてPT・ケアマネージャーと連携して対応していきます。
施術をすることによって痛みが出ることがないように、気持ちの良いマッサージ施術を行うことにより日常の生活にめりはりが出来、精神的にもプラスに作用していきます。そのことがリハビリにも影響を与えて効果が高まり、日々変わる痛みや状況に対応しながら少しずつ状態がよくなっていきます。
以前は痛みや歩けないことによるうつや無気力感も緩和・改善されることで趣味が出て、外のことに目を向けるようになってきます。
ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)が上がります。

PAGE TOP